江戸切子と薩摩切子  
江戸切子はカットグラス工法のガラス工芸・細工。伝統工芸に認定されています。

江戸切子の技術


江戸切子
江戸切子 wikipediaより

江戸切子とは江戸末期に江戸で始まったカットグラス工法のひとつです。伝統工芸に認定されている工芸品で地域ブランドになっています。
江戸切子は、当時の薩摩切子が厚い着色層を重ねた色被せを用いていたこと、ホイールを用いた深いカットと大胆な形であることとは大きな違いがあります。

明治期以後、薩摩切子は衰退し、職人は東京に行って江戸切子にその技術を伝えています。江戸切子はさらに海外からの技術導入により、江戸においても色被せの技法も用いられるようになりました。着色層は薄く鮮やかなのが特徴です。加工方法も、文様を受け継ぎつつ手摺りからホイールを用いたものへ移行していきました。

現在は、当初からの素材であるクリスタル等の透きものよりも色被せを素材に用いたものが切子らしいイメージとして捉えられており、江戸切子として多く生産されています。
手仕事ということもあり、加賀屋やホープトマン等からの脈々と繋がる系譜があり職人・加工場・作家の師弟関係をたどることが出来ます。
職人とその加工場・工房は東京都江東区・墨田区を中心として江戸川区・葛飾区や大田区、埼玉県の一部など東京東部の周辺で江戸切子だけでなく各種カットグラス加工やその下請け生産が盛んです。

(ウィキペディア参照による)

 

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