江戸切子と薩摩切子  
とんぼ玉(蜻蛉玉、とんぼだま)は、穴の開いたガラス玉(ビーズ)のこと

トンボ玉


トンボ玉 (ガラス工芸)
トンボ玉

とんぼ玉がいつ頃から作られていたのかははっきりしませんが、エジプトなどでガラスの発明から間もない時代に発見されており、古くから製法が知られていたものと思われます。
日本では、吉野ヶ里遺跡から、勾玉とともに小型のとんぼ玉(ガラスビーズ)が出土していますが、これらはエジプトからの輸入品と考えられており、アジアを横断する交易ルートの存在を示唆する資料と見なされています。
奈良時代には製法が伝えられ、国内で生産されました。

とんぼ玉(蜻蛉玉、とんぼだま)は、穴の開いたガラス玉(ビーズ)のことですが、模様のついたガラス玉をトンボの複眼に見立てたため、「とんぼ玉」と呼ばれたといわれています。
江戸時代には青地に白の花模様のガラス玉を「蜻蛉玉」と呼び、それ以外のものは模様に応じて「スジ玉」「雁木玉」などと呼び分けていましが、現在では模様に関係なく「とんぼ玉」と呼ばれています。

製法
巻き付け - 離型材を塗った芯棒に、バーナーで溶かしたガラスを巻きつけ、形や文様を作る方法で、とんぼ玉制作で主に使用される技法。 ロール - 熱したガラスを板状に延ばしてから芯棒に巻き取る。ミルフィオリを制作する際に用いられる技法。
ホットキャスト - 溶けたガラスを鋳型に流し込み、成形する技法。
パート・ド・ヴェール - ガラス粉を鋳型に敷き詰め、加熱します。アフリカのキファは主にこの技法で制作されています。

(ウィキペディア参照による)

 

江戸切子と薩摩切子(トップ)  切子グラス  ガラス工芸