江戸切子と薩摩切子

宙吹きガラスの量産


宙吹きガラスで同じ形の物をたくさん作ることは出来るのでしょうか。
同じものといっても、当然並べてみたときに違和感のない程度に同じと言う意味です。
この宙吹きガラスでの量産と言うことについて記事がありましたので私の理解した範囲で紹介しておきます。
日本を背負って立つといわれるほどの宙吹きガラスの名工の方の談ですが、自分ひとりでならできるけれども数が知れている。
数作るためには何人もの人にお願いしなければなりませんが、人数かけて同じ物を作るのが極めて難しいのです。
自分一人で作るのならば、自分のイメージ通りに作っていくことができるので問題はないけれども、量産をして行く為には、何人かの職人さんに作ってもらわないといけないので個人差の点で問題なのです。
ガラスの温度も同じようにしなければなりませんが、それよりも、各人が同じ熱意と温度を持って作業してもらうことが大切なことです。
と、まあこのような主旨でお話されたというふうに理解しました。
宙吹きガラスで同じ形にするということ自体、随分難しいことだと思いますが、何人もの人で同じ形の物を作るとなれば本当に難しいことだと感じました。

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